この記事はホームページから問い合わせが来ない原因と、直す順番の各論です。費用の考え方はホームページ作成の費用相場と内訳で、依頼先の比べ方はホームページ制作会社の選び方で扱っています。
会社ホームページ制作で必要なページは?最初は4ページと1つの表示
会社ホームページ制作で最初に必要なのは、次の4ページです。問い合わせフォームを置くなら、利用目的を示すプライバシーポリシーも用意します。
- トップ:何の会社で、誰の何を解決するか
- サービス:頼める内容と流れ
- 会社概要:取引先が確かめる基本情報
- 問い合わせ:フォームと電話
- (フォームを置く場合)プライバシーポリシー:受け取った個人情報を何に使うか
最初から大きなサイトにする必要はありません。4ページで公開し、問い合わせの内容を見てから足すほうが、作り直しが少なく済みます。

中小企業のホームページ制作で、ページごとに何を書くのか
中小企業のホームページ制作では、ページごとの役割を決めてから原稿を書きます。
| ページ | 役割 | 書くこと |
|---|---|---|
| トップ | 何の会社かを数秒で伝える | 1文の説明、主なサービス、問い合わせへのボタン |
| サービス | 頼める内容を伝える | 対象の顧客、頼める範囲と頼めない範囲、依頼の流れ |
| 会社概要 | 実在と信頼を確かめてもらう | 社名、所在地、代表者、設立、事業内容、連絡先 |
| 問い合わせ | 連絡してもらう | フォーム、電話番号、返信までの目安 |
| プライバシーポリシー | 個人情報の扱いを示す | 利用目的、問い合わせ窓口 |
Googleは、良いページのタイトルの例として、ページに固有で、内容を正確に説明していることを挙げ、会社の名前や住所などの重要な情報を含められるとしています(Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」、2026-10-02取得)。ページごとの役割が決まっていると、タイトルも自然に書き分けられます。
会社ホームページに載せなければならない表示とは
会社ホームページに載せる表示のうち、法律で求められるものは、事業の形で変わります。2026年10月時点の現行法での整理です。
問い合わせフォームを置く会社:利用目的の明示
フォームで名前やメールアドレスを受け取る場合、個人情報保護法では、あらかじめ本人に利用目的を明示する必要があります(法第21条第2項)。個人情報保護委員会のガイドラインは、自社のホームページの入力画面で本人から個人情報を受け取る場合を、明示が必要な例に挙げています(個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」、2026-10-02取得)。
同じガイドラインでは、送信ボタンを押す前に利用目的が目に留まるよう、配置に気をつけることが望ましいとしています。
- プライバシーポリシーというページを作ること自体は、法律の義務として書かれてはいません。
- 義務なのは、利用目的の明示や公表です。
- そのため、プライバシーポリシーのページに利用目的を書き、フォームの送信ボタンの近くからリンクする形が確実です。
ネットで商品を販売する会社:特定商取引法の表示
ホームページで広告し、ネットで申し込みを受けて販売する場合は、通信販売に当たります。消費者庁は、販売価格(送料を含む)、支払時期・方法、引渡時期、返品の条件、事業者の名称・住所・電話番号などを広告に表示する事項としています(消費者庁「通信販売|特定商取引法ガイド」、2026-10-02取得)。
一方、事業者が営業のために結ぶ取引は適用除外とされています。会社どうしの取引だけで、ネットで申し込みを受けて販売していない会社には、このページは必要ありません。
2番目に足すページは、どの順番で決めるべきか
4ページで公開したら、目的に合わせて次のページを足します。
| 目的 | 先に足すページ | 理由 |
|---|---|---|
| 問い合わせを増やしたい | よくある質問 | 問い合わせの前の不安に先に答えられる |
| 採用の応募を増やしたい | 採用情報 | 求人サイトの枠では仕事の中身を伝えきれない |
| 検索から見つけてもらいたい | お役立ち記事・お知らせ | 検索される質問に答えるページが増える |
| 比べられて選ばれたい | 取り組みや進め方の紹介 | 他社との違いを自社の言葉で示せる |
よくある質問のページの作り方は「よくある質問」ページの作り方にまとめています。
会社ホームページのページはどう並べるか:URLとメニューの決め方
ページの並べ方は、訪れた人とGoogleの両方が、ページどうしの関係を分かるようにします。Googleは、サイトの構築時や改装時には論理的に整理すること、ユーザーの役に立ちそうな言葉をURLに含めることをすすめています(Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」、2026-10-02取得)。
- URLは内容が分かる英単語にする:/service、/company、/contact のように、ランダムな番号だけのURLを避ける
- メニューは4〜5項目に絞る:トップから1回の操作で、すべての主なページに行けるようにする
- リンクの文字は行き先が分かる言葉にする:「こちら」ではなく「会社概要」「サービスの流れ」と書く
会社ホームページを作る順番は?原稿が先、デザインは後
会社ホームページを作るときは、次の順番で進めます。

- 目的を1つに決める:問い合わせ、採用、信頼の確認のどれを一番に増やしたいか
- ページの役割と原稿を決める:上の表に沿って、各ページに書くことを先に揃える
- デザインと実装:原稿が入る形でデザインを作る
- 公開後に足す:問い合わせの内容を見て、2番目のページを足す
原稿が揃わないままデザインを先に作ると、文章の量が合わずに作り直しが起きます。制作会社に頼む場合の準備と流れはホームページ作成依頼の流れで整理しています。そもそも作るべきか迷っている場合はホームページがない会社は損をするかから読んでください。
よくある質問
会社ホームページは、何ページあれば足りますか
最初はトップ・サービス・会社概要・問い合わせの4ページで足ります。フォームを置くなら、利用目的を示すプライバシーポリシーを加えます。そのあと、目的に合わせてよくある質問や採用情報を足します。
プライバシーポリシーは、必ず載せなければいけませんか
法律で義務とされているのは、個人情報の利用目的の明示や公表です。フォームで個人情報を受け取るなら、プライバシーポリシーのページに利用目的を書き、送信ボタンの近くからリンクするのが確実です。
会社概要には何を書けばいいですか
社名、所在地、代表者、設立、事業内容、連絡先が基本です。取引先が与信や社内の承認で確かめる情報なので、登記の内容と表記をそろえます。
自社に必要なページを相談できますか
事業の形と増やしたいものをうかがい、最初に作るページと後から足すページを整理してお答えします。お問い合わせからご連絡ください。
出典・参考資料
- 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」 https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/(2026-10-02取得)
- 消費者庁「通信販売|特定商取引法ガイド」 https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/mailorder/(2026-10-02取得)
- Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」 https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja(2026-10-02取得)



