この記事はホームページから問い合わせが来ない原因と、直す順番の各論です。費用の考え方はホームページ作成の費用相場と内訳で、依頼先の比べ方はホームページ制作会社の選び方で扱っています。

会社ホームページ制作で必要なページは?最初は4ページと1つの表示

会社ホームページ制作で最初に必要なのは、次の4ページです。問い合わせフォームを置くなら、利用目的を示すプライバシーポリシーも用意します。

  1. トップ:何の会社で、誰の何を解決するか
  2. サービス:頼める内容と流れ
  3. 会社概要:取引先が確かめる基本情報
  4. 問い合わせ:フォームと電話
  5. (フォームを置く場合)プライバシーポリシー:受け取った個人情報を何に使うか

最初から大きなサイトにする必要はありません。4ページで公開し、問い合わせの内容を見てから足すほうが、作り直しが少なく済みます。

会社ホームページに最初に必要な3つの役割。伝える、確かめてもらう、連絡してもらう
4ページは、この3つの役割に分かれます。

中小企業のホームページ制作で、ページごとに何を書くのか

中小企業のホームページ制作では、ページごとの役割を決めてから原稿を書きます。

ページ 役割 書くこと
トップ 何の会社かを数秒で伝える 1文の説明、主なサービス、問い合わせへのボタン
サービス 頼める内容を伝える 対象の顧客、頼める範囲と頼めない範囲、依頼の流れ
会社概要 実在と信頼を確かめてもらう 社名、所在地、代表者、設立、事業内容、連絡先
問い合わせ 連絡してもらう フォーム、電話番号、返信までの目安
プライバシーポリシー 個人情報の扱いを示す 利用目的、問い合わせ窓口

Googleは、良いページのタイトルの例として、ページに固有で、内容を正確に説明していることを挙げ、会社の名前や住所などの重要な情報を含められるとしています(Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」、2026-10-02取得)。ページごとの役割が決まっていると、タイトルも自然に書き分けられます。

会社ホームページに載せなければならない表示とは

会社ホームページに載せる表示のうち、法律で求められるものは、事業の形で変わります。2026年10月時点の現行法での整理です。

問い合わせフォームを置く会社:利用目的の明示

フォームで名前やメールアドレスを受け取る場合、個人情報保護法では、あらかじめ本人に利用目的を明示する必要があります(法第21条第2項)。個人情報保護委員会のガイドラインは、自社のホームページの入力画面で本人から個人情報を受け取る場合を、明示が必要な例に挙げています(個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」、2026-10-02取得)。

同じガイドラインでは、送信ボタンを押す前に利用目的が目に留まるよう、配置に気をつけることが望ましいとしています。

ネットで商品を販売する会社:特定商取引法の表示

ホームページで広告し、ネットで申し込みを受けて販売する場合は、通信販売に当たります。消費者庁は、販売価格(送料を含む)、支払時期・方法、引渡時期、返品の条件、事業者の名称・住所・電話番号などを広告に表示する事項としています(消費者庁「通信販売|特定商取引法ガイド」、2026-10-02取得)。

一方、事業者が営業のために結ぶ取引は適用除外とされています。会社どうしの取引だけで、ネットで申し込みを受けて販売していない会社には、このページは必要ありません。

2番目に足すページは、どの順番で決めるべきか

4ページで公開したら、目的に合わせて次のページを足します。

目的 先に足すページ 理由
問い合わせを増やしたい よくある質問 問い合わせの前の不安に先に答えられる
採用の応募を増やしたい 採用情報 求人サイトの枠では仕事の中身を伝えきれない
検索から見つけてもらいたい お役立ち記事・お知らせ 検索される質問に答えるページが増える
比べられて選ばれたい 取り組みや進め方の紹介 他社との違いを自社の言葉で示せる

よくある質問のページの作り方は「よくある質問」ページの作り方にまとめています。

会社ホームページのページはどう並べるか:URLとメニューの決め方

ページの並べ方は、訪れた人とGoogleの両方が、ページどうしの関係を分かるようにします。Googleは、サイトの構築時や改装時には論理的に整理すること、ユーザーの役に立ちそうな言葉をURLに含めることをすすめています(Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」、2026-10-02取得)。

会社ホームページを作る順番は?原稿が先、デザインは後

会社ホームページを作るときは、次の順番で進めます。

会社ホームページを作る順番。役割を決める、原稿を書く、デザインする
デザインより先に、ページの役割と原稿を決めます。
  1. 目的を1つに決める:問い合わせ、採用、信頼の確認のどれを一番に増やしたいか
  2. ページの役割と原稿を決める:上の表に沿って、各ページに書くことを先に揃える
  3. デザインと実装:原稿が入る形でデザインを作る
  4. 公開後に足す:問い合わせの内容を見て、2番目のページを足す

原稿が揃わないままデザインを先に作ると、文章の量が合わずに作り直しが起きます。制作会社に頼む場合の準備と流れはホームページ作成依頼の流れで整理しています。そもそも作るべきか迷っている場合はホームページがない会社は損をするかから読んでください。

よくある質問

会社ホームページは、何ページあれば足りますか

最初はトップ・サービス・会社概要・問い合わせの4ページで足ります。フォームを置くなら、利用目的を示すプライバシーポリシーを加えます。そのあと、目的に合わせてよくある質問や採用情報を足します。

プライバシーポリシーは、必ず載せなければいけませんか

法律で義務とされているのは、個人情報の利用目的の明示や公表です。フォームで個人情報を受け取るなら、プライバシーポリシーのページに利用目的を書き、送信ボタンの近くからリンクするのが確実です。

会社概要には何を書けばいいですか

社名、所在地、代表者、設立、事業内容、連絡先が基本です。取引先が与信や社内の承認で確かめる情報なので、登記の内容と表記をそろえます。

自社に必要なページを相談できますか

事業の形と増やしたいものをうかがい、最初に作るページと後から足すページを整理してお答えします。お問い合わせからご連絡ください。

出典・参考資料