この記事はホームページから問い合わせが来ない原因と、直す順番の各論です。リニューアルそのものの進め方はホームページリニューアルの進め方で整理しています。

「ホームページリニューアルしました」のお知らせに書く5つの項目

「ホームページをリニューアルしました」のお知らせには、次の5つを書きます。「新しくなりました」だけでは、読む人は何をすればいいか分かりません。

項目 書くこと 例
公開日 リニューアルした日 2026年10月7日
目的 何のために直したか、1文で サービスの内容を探しやすくするため
変わった点 読む人に関係する変更を3つまで スマートフォンで読みやすくした、よくある質問を新設した
お願い 読む人にしてほしいこと ブックマークの登録し直し(URLが変わる場合)
連絡先 不具合やリンク切れを知らせてもらう窓口 問い合わせフォーム、電話番号

目的と変わった点には、自社の都合ではなく読む人の得を書きます。「デザインを一新しました」より「施工事例を地域別に探せるようにしました」の方が、新しいサイトを開く理由になります。

ホームページリニューアルのお知らせに書くこと。変わったこと、お願い、連絡先
何が変わり、読む人が何をすればよいかを書きます。

そのまま使える文例は?場面別の4つ

[ ]の部分を自社のものに置き換えて使います。

文例1:サイトに載せる「ホームページリニューアルのお知らせ」

ホームページリニューアルのお知らせ

いつも[社名]のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
[2026年10月7日]、ホームページをリニューアルしました。
[お探しのサービスや事例を見つけやすくする]ため、構成を見直しました。

主な変更点
・[スマートフォンでも読みやすい表示にしました]
・[施工事例を地域別に探せるようにしました]
・[よくある質問のページを新しく設けました]

表示の不具合やリンク切れにお気づきの際は、[お問い合わせフォーム]からお知らせください。
今後とも[社名]をよろしくお願いいたします。

文例2:URLが変わるときのお知らせ

ホームページのURL変更のお知らせ

[2026年10月7日]のリニューアルにともない、ホームページのURLが変わりました。

新しいURL:[https://www.example.com/]

以前のURLにアクセスした場合も、新しいページへ自動で移動します。
ブックマーク(お気に入り)に登録されている方は、お手数ですが新しいURLで登録し直してください。

「自動で移動します」と書けるのは、次の節の転送を設定した場合だけです。

文例3:公開前の予告

ホームページリニューアルのお知らせ(予告)

[2026年10月7日(水)]に、ホームページをリニューアルします。
切り替えの作業中、[10時から12時ごろ]までページが表示されにくくなる場合があります。
ご不便をおかけしますが、ご理解のほどお願いいたします。

文例4:取引先へのメール

件名:ホームページリニューアルのお知らせ([社名])

[取引先名] [ご担当者名]様

いつもお世話になっております。[社名]の[氏名]です。
[10月7日]に、弊社ホームページをリニューアルしましたのでお知らせします。
[製品の仕様書を各ページからダウンロードできるようにしました]。

新しいホームページ:[https://www.example.com/]

今後ともよろしくお願いいたします。

URLが変わるとき、お知らせより先に転送を設定する理由

お知らせを読まない人も、古いURLのブックマーク、検索結果、他のサイトのリンクから訪れるからです。転送がないと、その人たちは「ページが見つかりません」の画面で止まります。

Google は、URL が変わる移転ではサーバー側の恒久的なリダイレクト(301 など)を使い、リダイレクトはできるだけ長く、一般的には1年以上残すよう案内しています。移転中に掲載順位が一時的に変動するのは通常のことで、中規模のサイトでは新しいURLが検索に表示されるまで数週間以上かかる場合があるとしています(Google 検索セントラル「サイトを移転する方法」、2026-10-07取得)。

作業 内容
対応表を作る 旧URL1つごとに、転送先の新URLを1つ決める
転送を設定する サーバー側で 301 などの恒久的なリダイレクトにする
消したページ 404 か 410 を返す。関係の薄いページをまとめてトップへ転送しない
サイトマップ 新しいサイトマップを Search Console で送信する
ドメインを変えた場合 Search Console のアドレス変更ツールも使う

同じガイドは、関係の薄いページをまとめてトップページへ転送すると、soft 404 とみなされる場合があるとしています。アドレス変更ツールは、ドメインやサブドメインを移すときに使うもので、同じドメインの中でURLが変わるだけなら不要です(Search Console ヘルプ「アドレス変更ツール」、2026-10-07取得)。

リニューアルのお知らせはどこに出す?4つの場所

場所 届く相手 注意点
サイトのお知らせ欄 いまサイトを見ている人 トップページから1回のクリックで読める場所に置く
Googleビジネスプロフィールの「最新情報」 社名や店名で検索した人、マップで見た人 リンク付きのボタンを付けられる。6か月たつとアーカイブされる
SNS フォロワー 変わった点を1つに絞り、新しいページのURLを付ける
メール 取引先、既存のお客様 広告宣伝メールの決まりを確かめる

Googleビジネスプロフィールの投稿は、Google 検索とマップのプロフィールに表示されます(Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」、2026-10-07取得)。整え方はMEO対策とはにまとめました。

メールで送るときの注意

新しいサイトへの誘導を目的に含むメールは、特定電子メール法の広告宣伝メールに当たる場合があります。総務省・消費者庁のガイドラインは、宣伝しようとするウェブサイトへ誘導することが送信目的に含まれるメールを、対象の例に挙げています。広告宣伝メールは、原則としてあらかじめ同意した相手にだけ送れます。例外として、取引関係にある相手への送信などが認められています(総務省・消費者庁「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント」、2026-10-07取得)。送る相手は、取引のある相手と、配信に同意した相手に絞ります。

お知らせを出す順番:公開前・当日・公開後

リニューアルのお知らせを出す順番。予告、公開当日、公開後
転送を確かめてから、お知らせを出します。
  1. 公開前:切り替えでページが見られない時間がある場合だけ、予告(文例3)を出します。Google の移転ガイドは、移転作業をアクセスの少ない時間帯に行うよう勧めています。
  2. 公開当日:旧URLをいくつか開き、新しいページへ移ることを確かめてから、サイト・Googleビジネスプロフィール・SNSに出します。
  3. 公開後:取引先へメールを送り、届いた不具合の連絡を直します。問い合わせ件数と検索の数字は、リニューアルの進め方の手順6のとおり、リニューアル前と比べます。

お知らせの欄が古い情報で止まっていると、会社が動いていない印象を与えます。更新を続ける仕組みはホームページの更新が止まる理由で扱っています。

よくある質問

リニューアルのお知らせは、いつまで載せておけばいいですか

決まった期間はありません。新しいお知らせに押し出されて目立たなくなるまで残し、急いで消す必要はありません。URLが変わった場合は、転送を残している間は文例2の内容も読めるようにしておきます。

「リニューアルしました」と「リニューアルいたしました」はどちらを使えばいいですか

どちらも正しい日本語です。お客様や取引先に向けた文章では、より丁寧な「いたしました」を使う会社が多くあります。社内の他のお知らせと同じ書き方にそろえます。

リニューアルしたら、Search Consoleで何をすればいいですか

新しいサイトマップを送信します。ドメインを変えた場合は、アドレス変更ツールも使います。そのあとは、表示回数・クリック数・登録されたページを週1回見て、旧サイトのころと比べます。

お知らせの文章も含めて、リニューアルを相談できますか

いまのサイトと目的をうかがい、残すページ、転送の対応表、公開後に見る数字まで含めてお答えします。お問い合わせからご連絡ください。検索とAIに見つけてもらうための設計はSEO・AIO対策のサービスで紹介しています。

出典・参考資料