この記事はホームページから問い合わせが来ない原因の各論です。動画は、サイトやSNSで会社を知ってもらう入口の1つです。

生成AIで動画を作成する方法は?5つの手順

生成AIで動画を作成するには、文章(プロンプト)や画像から数秒のカットを作り、それをつないで1本にします。今のツールは、1回で数秒から十数秒の動画を作る仕組みです。1本の動画をまるごとAIに作らせるのではなく、カットを作らせて人が組み立てる、と考えると失敗しません。

  1. 目的と尺を決める:SNSの広告か、サイトの紹介か。15秒・30秒など完成の長さを先に決める
  2. カット割りを書く:何秒の場面をいくつ並べるかを、紙に3〜5行で書く
  3. プロンプトで生成する:被写体・動き・カメラ・雰囲気を1文ずつ入れる。1カットにつき数本作る
  4. 選んで編集する:使えるカットを選び、編集ソフトでつなぎ、字幕・音・会社名を入れる
  5. 公開前に確かめる:既存の作品に似ていないか、公開先のルールで開示が必要かを見る
生成AIで動画を作る順番。尺を決める、カットを生成する、選んで編集する
AIが作るのは数秒のカット。組み立てと確認は人がします。

生成AIの動画作成は無料でできる?ツールごとの条件

無料で試せるかどうかは、ツールによって違います。2026年10月9日時点で、公式ページで確かめた条件は次のとおりです。

ツール 無料で使えるか 確かめた条件
Adobe Firefly 使える(毎日リセットされる上限まで) 多くのモデルは最大8秒、一部は最大15秒。最大4KのMP4で保存できる
Gemini アプリ 使えない 個人アカウントはGoogle AIプランが必要。18歳未満は使えない
Sora(OpenAI) 使えない ウェブ版とアプリ版は2026年4月26日に提供終了

Adobe Fireflyは、毎日リセットされる生成回数の上限内であれば無料で使えると案内しています。上限を超えて作るには有料プランが必要です(Adobe「無料の動画生成AI - Adobe Firefly」、2026-10-09取得)。

Geminiアプリの動画生成は、Googleのヘルプに「個人アカウントでこの機能をご利用いただくには、Google AI プランが必要です」とあります(Gemini アプリ ヘルプ「Gemini アプリで動画を生成する」、2026-10-09取得)。最大5枚の画像と1本の動画を素材にでき、音声もあわせて作れます。Sora は、ウェブ版とアプリ版の提供が終了しています(OpenAI Help Center「Sora の提供終了について知っておくべきこと」、2026-10-09取得)。

Geminiの有料プランの違いはGeminiの有料プランとGoogle Workspaceで整理しています。

動画のプロンプトは、何を書けばいいのか

1カットのプロンプトには、次の4つを1文ずつ入れます(Coadexの制作で使っている型)。

要素 書くこと 例
被写体 何が映るか 木のテーブルに置かれた白いマグカップ
動き 何が起きるか 湯気がゆっくり立ちのぼる
カメラ どう撮るか 横からゆっくり寄っていく
雰囲気 光・色・時間 朝の窓からのやわらかい光

1回で思いどおりになることは少ないので、同じプロンプトで数本作り、1つの要素だけを変えて作り直します。文章の指示の書き方の基本はプロンプトの書き方にまとめています。

生成AIで作った動画の著作権は、どう考えるのか

AIで作った動画でも、既存の作品と似ていて、それをもとに作ったと認められれば、著作権の侵害になり得ます。文化審議会の「AIと著作権に関する考え方について」は、生成物に既存の著作物との「類似性及び依拠性が認められれば」、差止めや損害賠償を請求され得るとしています(文化庁「AIと著作権について」掲載の資料、2026-10-09取得)。

同じ資料では、依拠性が認められる例として、既存の作品そのものを入力する場合や、作品の題名などの固有名詞をプロンプトに入れる場合を挙げています。会社の動画では、作品名・キャラクター名・他社のブランド名をプロンプトに入れません。 また、人がAIの生成物に創作的な加筆・修正をした部分は、通常、著作物性が認められると整理されています。

YouTubeに載せるとき、AIで作ったと開示が必要か

必要な場合があります。YouTubeは、現実には起こっていないシーンをリアルに生成した場合や、実在の人物が言っていないことを言っているように見せる場合などに、開示を求めています(YouTube ヘルプ「生成 AI コンテンツの使用に関する開示」、2026-10-09取得)。

開示が必要な例 開示が要らない例
現実には起こっていないシーンをリアルに生成した ユニコーンに乗るなど、明らかに非現実的な内容
実際の出来事や場所の映像を改変した 美顔フィルタや色の補正などの軽い編集
実在の人物が言っていないことを言わせた 字幕の作成

開示は、YouTube Studioの[属性]の[AI の使用]で設定します。ヘルプによると、開示しても視聴者が制限されることはなく、収益化の資格にも影響しません。

AIに任せる部分と、プロに頼む部分の分け方

生成AIとプロの役割分担。AIは短いイメージカット、プロは構成と撮影、人が最後に確認
自社の人・商品・現場が映る部分は撮影が必要です。
部分 AIに任せやすい プロに頼む方がよい
映像 風景・イメージなど、数秒の背景カット 社員・商品・工場や店舗など、実物を見せる場面
構成 カット割りのたたき台 誰に何を伝えて、どう行動してもらうかの設計
仕上げ 字幕の下書き 音・色・テロップの調整、尺に合わせた編集

実物が映らない動画は、問い合わせの判断材料になりにくいのが実情です。会社の紹介や採用の動画は、実物を撮影し、イメージの部分だけをAIで補う形が、費用と信頼の両方で無理がありません。Coadexでは、企画・構成から撮影・編集まで動画制作を受けています。

よくある質問

生成AIの動画作成を無料で試すなら、どれがいいですか

2026年10月9日時点で、公式に無料で使えると確かめられたのはAdobe Fireflyです。毎日リセットされる生成回数の上限内で使えます。Geminiアプリの動画生成はGoogle AIプランが必要です。

生成AIで作った動画は、商用利用できますか

ツールとモデルの規約によります。Adobeは、Adobe Firefly Video Modelで作った動画は商用利用を前提に設計されているとしつつ、パートナーモデルには別の利用規約が適用される場合があるとしています。使うモデルの規約を、公開前に確かめてください。

AIで作った動画には透かしが入りますか

Geminiアプリで作った動画には、目に見えないSynthIDの透かしが埋め込まれると、Googleのヘルプに書かれています。目に見える透かしの扱いは設定や地域で変わるため、使う前に画面で確かめます。

会社の動画制作を相談できますか

Coadexでは、生成AIで補う部分も含めて、企画・構成から撮影・編集まで動画制作の相談を受けています。目的と使う場所をうかがって進め方をご提案するので、お問い合わせからご連絡ください。

出典・参考資料