この記事はホームページから問い合わせが来ない原因と、直す順番の各論です。作ったサイトから問い合わせが来ない場合の見直し方は、そちらで整理しています。

ホームページ作成はAIでできる?土台は作れて、設計と確認は人の仕事

ホームページ作成AIを使えば、業種や伝えたいことを入力するだけで、ページ構成・デザイン・仮の文章がそろった土台ができます。ただし、誰に何をしてほしいサイトかを決める設計と、公開前の確認は、AIに任せられません。

Wix は、生成したデザインを「あくまで出発点」と説明しています(Wix「AI でホームページ作成」、2026-10-05取得)。AIが作るのは下書きで、会社の強みや正しい情報に直すのは自社か制作者の作業です。

ホームページ作成でAIに任せる部分と人がやる部分の比較
土台づくりはAI、設計と確認は人が担当します。

AIでホームページを作る方法は?3つの使い方

AIの使い方は、大きく3つに分かれます。

使い方 できること 向いている場面
サイト作成サービスのAIで丸ごと作る 質問に答えると、構成・デザイン・仮の文章を生成 ページ数が少なく、早く公開したい
制作ツールのAI機能を部分的に使う 文章の下書き、画像の編集 デザインは自分で組み、作業を減らしたい
ChatGPT などで原稿だけ作る ページ構成案、原稿の下書き、見出し案 制作会社に頼む前に原稿を用意したい

たとえば Wix は「AI チャットでビジネスのストーリーを伝えるだけで」サイトを作ると案内しています。Jimdo の AI ビルダーは、質問に答えるだけで数分でサイトの土台を作れるとしています。Studio は、文章を作る Text AI と画像を編集する Image AI を備えています(各社の公式ページ、2026-10-05取得)。

AIでホームページを作る手順:5つの順番

AIに頼む前に、目的と材料を用意します。順番は次のとおりです。

  1. 目的を1つ決める:問い合わせ、採用、来店など、サイトで一番してほしい行動を決めます。
  2. 材料をそろえる:会社概要、サービスの内容、実績として出せるもの、写真を集めます。
  3. AIで土台を作る:業種と目的を入力し、構成とデザインを生成します。
  4. 原稿を自社の言葉に直す:AIが書いた仮の文章を、事実と自社の強みに置き換えます。
  5. 公開前に確認する:誤り、著作権、問い合わせフォーム、スマートフォンでの表示を確かめます。

1と2を飛ばすと、どの会社にも当てはまる文章のサイトになります。最初に作るページの決め方は会社ホームページ制作で必要なページにまとめています。

AIでホームページを作る順番。目的を決める、AIで土台を作る、公開前に確認する
AIに頼む前に目的と材料をそろえます。

AIで作ったホームページはSEOで不利になるのか

AIで作ったこと自体は、不利になりません。Google は、コンテンツがどう作られたかではなく品質を重視し、AI を適切に使う限りガイドライン違反にならないとしています(Google 検索セントラル「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」、2026-10-05取得)。

ただし、検索順位の操作を主な目的として、価値を加えずにAIで大量のページを作ることは、スパムに関するポリシーで「大量生成されたコンテンツの不正使用」の例に挙げられています(Google 検索セントラル「スパムに関するポリシー」、2026-10-05取得)。地域名だけを入れ替えた中身の同じページを量産する、といった使い方は避けます。

検索で評価されるのは、その会社にしか書けない情報です。料金の考え方、対応できる範囲、作業の進め方などは、AIではなく自社が書く部分です。

プロに頼むべき部分はどこか

AIで作る場合でも、次の3つは人が責任を持つ部分です。自社で判断できなければ、ここだけ制作者に頼む方法があります。

部分 AIに任せられない理由 確かめること
設計(誰に、何をしてほしいか) AIは会社の目的や顧客を知らない 目的の行動までの導線、ページの順番
原稿の事実と強み AIはもっともらしい誤りを書くことがある 社名・住所・サービス内容、他社との違い
公開前の確認 法律や設定の判断が必要 著作権、個人情報の扱い、計測の設定

著作権については、AIで作った文章や画像でも、既存の著作物との類似性と依拠性が認められれば侵害になりえます。文化庁は、AI生成物を使う前に、既存の著作物と似ていないかをインターネット検索などで確かめるよう求めています(文化庁「AI と著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」、2026-10-05取得)。

問い合わせフォームで名前やメールアドレスを受け取る場合は、送信前に利用目的を本人に明示する必要があります(個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」3-3-4、2026-10-05取得)。フォームの項目と置き場所は問い合わせフォームの作り方で扱っています。

AIで作るか、プロに頼むかの判断基準

次の表で、当てはまる行を選びます。

状況 向いている作り方
5ページ以内で、まず公開したい AIで作り、公開前の確認だけ人がやる
目的とページ構成は決まっていて、作業の手を減らしたい 制作ツールのAI機能を使って自分で作る
問い合わせを増やしたいが、何を載せるか決まっていない 設計から制作者に頼み、原稿の下書きにAIを使う
予約・決済・多言語など機能が多い 制作会社に頼む

迷ったら「サイトの目的と載せる内容を、自社で決められるか」で分けます。決められるならAIで十分に作れます。決められないなら、設計の部分だけでも人に頼むほうが、作り直しが少なく済みます。依頼先の選び方はホームページ制作会社の選び方に、費用の考え方はホームページ作成の費用相場にまとめています。

よくある質問

AIで作ったホームページは無料で公開できますか

無料プランで試せるサービスがあります。ただし、会社名のドメインを使えるか、広告が表示されるかなどはプランによって違います。会社のサイトとして公開する前に、各サービスの公式ページで条件と料金を確かめてください。

Googleビジネスプロフィールで作れたウェブサイトはまだ使えますか

使えません。Google ビジネスプロフィールで作成したウェブサイトは、2024年3月5日に利用できなくなりました。Google は代わりの作成ツールとして Wix や Google サイトなどを案内していました。

AIが書いた文章をそのまま載せてもいいですか

そのまま載せるのは勧めません。AIは、社名やサービス内容をもっともらしく間違えることがあります。事実を確かめ、自社にしか書けない情報に直してから公開します。

AIで作ったサイトを、プロに直してもらうことはできますか

できます。Coadex では、AIで作ったサイトの構成や原稿の見直し、問い合わせまでの導線づくりも承っています。内容をうかがってお見積もりしますので、お問い合わせからご相談ください。

出典・参考資料