この記事は中小企業のAI導入の始め方の各論です。AI導入を何から始めるかは、そちらで整理しています。
ChatGPTの有料プランは5つ:会社で使うならBusinessが基本
ChatGPTの有料プランは、個人向けの Go・Plus・Pro と、法人向けの Business・Enterprise の5つです。会社で2人以上が業務に使うなら、入力した内容を学習に使わないのが初期設定になっている ChatGPT Business が基本 です。
1人で試すだけなら、個人向けの Plus から始めても構いません。その場合は、会話を学習に使わない設定に切り替えてから業務に使います。
ChatGPTの料金はいくら?プラン別の比較表
公式の料金ページに表示されている金額は次のとおりです(OpenAI「ChatGPT 料金」、2026-09-30取得)。料金は改定されることがあるため、契約前に公式ページで確かめてください。
| プラン | 月額(1人あたり) | 対象 | 主な違い |
|---|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 個人 | メッセージ数やアップロードに上限 |
| Go | 1,400円 | 個人 | 無料版より上限が広い。広告が表示される場合がある |
| Plus | 3,000円 | 個人 | 高度な推論モデル、プロジェクト、カスタムGPT |
| Pro | 16,800円から | 個人 | 利用枠を3段階から選べる。上限がさらに広い |
| Business | 3,050円(年額課金)/3,850円(月額課金) | 法人(2名から) | 管理機能、SSO、業務データを学習に使わない初期設定 |
| Enterprise | 営業に問い合わせ | 大規模な法人 | ロールベースのアクセス制御など、より細かな管理機能 |
Business の金額は「標準シート」のものです。標準シートの5倍の利用枠がある「プレミアムシート」は、年額課金で月15,250円、月額課金で月19,250円で、2種類のシートを人ごとに組み合わせられます。

ChatGPT Businessとは:個人向けプランとの違い
ChatGPT Business とは、会社やチームで使うための法人向けプランです。料金ページでは、従業員数2〜200名のチーム向けと案内されています。個人向けの Plus との違いは、機能よりも管理とデータの扱いにあります。
| 項目 | Plus(個人向け) | Business(法人向け) |
|---|---|---|
| 入力内容の学習 | 設定で無効にできる(各自が切り替える) | 初期状態で業務データを学習に使わない |
| アカウントの管理 | 各自が個人で契約する | 管理者がメンバーを追加・削除する |
| ログイン | 各自のアカウント | SAML SSO や多要素認証に対応 |
| 請求 | 1人ずつ | 会社でまとめて支払う |
OpenAI は、Business などの法人向けサービスでは、初期設定で顧客のビジネスデータをモデルの学習に使わないとしています。また Business では、ワークスペースの管理者がメンバーの会話履歴を閲覧・書き出し・削除できます(OpenAI「エンタープライズプライバシー」、2026-09-30取得)。Business では、Google Workspace、Slack、Microsoft 365 などの社内ツールとも連携できます。
ChatGPTを法人で使うならどのプランか?選び方の順番
次の順番で当てはまるところを選びます。
- まず1人で試したい:Plus。学習に使わない設定に切り替え、社外秘の情報は入れません。
- 2人以上で業務に使う:Business の標準シート。管理者を1人決めます。
- 一部の人だけ、よく使う:Business の中で、その人だけプレミアムシートにします。
- 部署ごとの権限など、より細かな管理が必要:Enterprise を営業に相談します。

個人向けの Plus を社員それぞれが自費や経費精算で契約する形は、会社が会話を管理できず、学習の設定も一人ひとりに任せることになります。業務に使う人が2人を超えたら、Business にまとめます。
ChatGPTの料金以外に、会社で決めておくこと
プランを決めても、使い方の決まりがないと、入力してよい情報の判断が社員ごとにばらつきます。契約と同時に、次の3つを決めます。
- 入力しない情報:個人情報、取引先の機密、未公開の数字など。
- 使ってよい業務:下書き、要約、アイデア出しなど、人が確かめてから使う業務から始めます。
- 管理者:メンバーの追加・削除と、設定の確認をする人。
社内ルールの雛形は生成AIガイドラインの作り方にあります。生成AIで何ができるかの全体像は生成AIとはで整理しています。
有料プランで、最初に試す使い方は何か
契約したら、毎週くり返している作業で1つ試します。会議の多い会社なら議事録から始めると、効果が分かりやすくなります。手順とプロンプトはAI議事録の作り方にまとめました。
試す前に、その作業にいま何時間かかっているかを記録しておくと、料金に見合う効果かを判断できます。導入を外部に手伝ってもらう場合の範囲と費用はAI導入支援とはで扱っています。
よくある質問
ChatGPTの無料版を会社で使ってもいいですか
試しに触る程度なら使えますが、業務に使うなら有料プランを勧めます。無料版はメッセージ数やアップロードに上限があり、学習に使わない設定も自分で切り替える必要があります。会社として使うなら、管理者が設定を確かめられる Business が向いています。
ChatGPT Businessは1人でも契約できますか
料金ページでは、企業向けプランはユーザー2名から利用できると案内されています。1人で使う場合は、個人向けの Plus を選び、学習に使わない設定に切り替えます。
年額課金と月額課金はどちらがいいですか
Business の標準シートは、年額課金なら月3,050円、月額課金なら月3,850円です。続けて使うか決まっていない段階では月額課金で試し、使う人数が固まってから年額課金に切り替える方法があります。
自社にどのプランが合うか知りたい
業務にかかっている時間から、AIで減らせる時間の目安を出せます。AI活用セルフ診断で業務と時間を選ぶと、効果の目安と進め方が分かります。
出典・参考資料
- OpenAI「ChatGPT 料金」 https://chatgpt.com/ja-JP/pricing/(2026-09-30取得)
- OpenAI「OpenAI におけるエンタープライズプライバシー」 https://openai.com/ja-JP/enterprise-privacy/(2026-09-30取得)



