この記事はAIO対策とは?AI検索に引用される会社になるための実務ガイドの各論です。SEO対策そのものの考え方は、SEO対策とはで扱っています。

SEOコンサルとは:どこを直せば検索から問い合わせが増えるかを設計する仕事

SEOコンサルとは、サイトの現状を調べ、どのページをどう直せば検索からの問い合わせが増えるかを設計し、改善を支援するサービスです。記事を書く、サイトを作るといった作業そのものより、「何を、どの順番で直すか」を決めることが中心です。

Google は、SEO業者が提供するサービスとして、コンテンツや構成の見直し、技術的なアドバイス、キーワード調査、SEOのトレーニング、生成AI向けの最適化の支援などを挙げています(Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」、2026-09-29取得)。

SEOコンサルに頼む価値は、社内で判断できない「優先順位」を決めてもらえることです。 直す作業を社内でできる会社ほど、費用に対して得られるものが大きくなります。

SEOコンサルは何をしてくれるのか?4つの仕事

依頼先によって呼び方は違いますが、中身はおおむね次の4つに分かれます。

仕事 内容 成果物の例
現状の調査 検索での表示、登録されているページ、技術的な問題を調べる 課題の一覧と、直す順番
検索語の設計 どの検索語を、どのページで受けるかを決める 検索語とページの対応表
改善の指示 タイトル・見出し・構成・内部リンクの直し方を示す ページごとの修正案
効果の確認 Search Console で表示・クリック・順位の変化を見る 月次の報告と、次の打ち手
SEOコンサルの仕事。調べる、設計する、確かめる
作業を代わりにするより、何をどの順番で直すかを決めるのが中心です。

記事の執筆やサイトの修正まで含むかどうかは、依頼先ごとに違います。「指示まで」なのか「作業まで」なのかで、同じ「SEOコンサル」でも費用が大きく変わります。

SEO対策の費用はいくら?費用の目安と決まる条件

Coadexが診断ツールの費用比較で使っている目安は、SEO・AIOのコンサルに設計と改善を6か月頼む場合で、18〜90万円 です(2026年9月時点)。幅が広いのは、次の条件の組み合わせが会社ごとに違うからです。

条件 費用が抑えやすい 費用が膨らみやすい
範囲 調査と改善の指示まで 記事の執筆・サイトの修正まで
ページ数 数十ページの会社サイト ページが多く、狙う語が重なっている
技術の問題 登録・表示に大きな問題がない 移転・統合・重複ページの整理が必要
社内の体制 指示を受けて社内で直せる 直す人がいない

SEO対策の相場を比べるときは、金額より先に「範囲」をそろえます。調査だけの見積もりと、記事の執筆まで含む見積もりを並べても、比べたことになりません。

SEO対策の相場で見るべき契約の形

契約の形は、大きく3つです。

  1. 月額で継続する:調査・指示・報告を毎月続けます。改善を回し続けたい会社向けです。
  2. 調査だけを1回頼む:現状の課題と直す順番を一度まとめてもらい、あとは社内で進めます。
  3. 成果に応じて払う:順位などの成果に料金を連動させます。何を成果とするかの定義を、契約前に必ず確かめます。

成果に応じて払う形では、狙う語が簡単な語に偏っていないかを見ます。問い合わせにつながらない語で順位が上がっても、事業の成果にはなりません。

SEOコンサルに依頼すべき会社、しなくていい会社は?

すべての会社に必要なわけではありません。次の表で当てはまる方が多い側を選びます。

依頼を検討していい 自社で先に進められる
サイトの移転やリニューアルを控えている ページ数が少なく、構成が単純
ページが多く、どこから直すか決められない Search Console を毎月見る担当者がいる
検索で表示が落ちたが、原因が分からない 直す場所がすでに分かっている
社内に直す人はいるが、判断する人がいない 狙う語が1〜2個に絞れている

Google は、SEO業者に頼むのに最適なタイミングとして、サイトの再構築を検討しているときや、新しいサイトの開設を計画しているときを挙げています。作ったあとで直すより、作る前に設計に入ってもらう方が手戻りが少なく済みます。

自社で先に進める場合の手順はSEO対策とはの「自社でやること」にまとめています。

依頼する前に決める3つのこと

依頼先に同じ情報を渡すと、提案が比べやすくなり、余計な調査の費用も減ります。

SEOコンサルに依頼する前に決めること。目的、範囲、測り方
この3つが決まっていると、提案と見積もりが比べやすくなります。
  1. 目的を1つ:「サービスページへの問い合わせを増やす」「採用の応募を増やす」など。順位を上げること自体は目的にしません。
  2. 範囲:調査と指示までか、記事の執筆やサイトの修正まで頼むか。社内で直せる作業を書き出しておきます。
  3. 測り方:何の数字を、いつ見るか。Search Console の表示回数・クリック数と、問い合わせの件数を並べて見るのが基本です。

3の「測り方」は、Google も依頼前に確かめる項目に挙げています。期待される結果と、それをどう測るかを説明できない依頼先は選びません。

SEO対策会社の選び方:確かめる質問と、避ける業者

SEO対策会社を比べるときは、次の質問を同じ文面で送ります。Google が依頼前に確かめるよう勧めている項目をもとにしています。

避けるべきSEO対策会社の特徴

Google は、次のような業者に注意するよう案内しています。

注意する業者の言い方 理由
「検索結果の1ページ目に必ず表示します」 Google で一番上に掲載されることは、誰にも保証できない
「Google と特別な関係があります」 Google が注意するよう名指しで挙げている言い方
「Google に優先登録できます」 同上。登録は Search Console で自社でもできる
何をするのか説明があいまい 変更の中身を確かめられない

もう1つ、アクセス権の渡し方にも決まりがあります。Google は、SEO監査の段階では Search Console の読み取り権限だけを渡し、書き込みの権限は渡さないよう勧めています。

SEOコンサルとAI検索対策(AIO)は別に頼むべきか

別々に頼む必要はありません。Google は、AIによる概要やAIモードに表示されるための特別な最適化は不要で、通常の検索の土台と同じだとしています。SEOコンサルの提案に、AI検索でどう引用されるかの観点も入っているかを確かめれば十分です。違いはSEOとAIOの違いで、検索結果の上に出るAIの要約はAIによる概要とはで、AI検索の影響はAIモードとはで整理しています。

よくある質問

SEOコンサルの効果は、どのくらいで出ますか

変更が検索結果に反映されるまでの時間は、ページや変更の内容によって違います。月に1回、直したページの表示回数・クリック数・順位を Search Console で確かめ、数か月単位で判断します。短い期間で順位を約束する依頼先には注意します。

SEO対策費用を抑える方法はありますか

調査と改善の指示だけを頼み、ページの修正や記事の執筆を社内で行うと、範囲が絞れて費用が下がります。直す人が社内にいることが前提です。見積もりを取るときは、社内でできる作業を先に伝えます。

SEO対策会社と制作会社、どちらに頼むべきですか

サイトを作り直す予定があるなら、制作会社の中でSEOの設計まで見られる会社にまとめて頼むと手戻りが減ります。今のサイトを活かして検索からの問い合わせを増やしたいなら、SEOの調査と設計を専門に見る依頼先が向いています。制作会社を選ぶ観点はホームページ制作会社の選び方にまとめました。

自社の場合、何を頼めばいいか相談できますか

サイトの現状と目的をうかがい、社内で直せる部分と、任せた方がよい部分を分けてお答えします。お問い合わせからご連絡ください。進め方はSEO・AIO対策のサービスで紹介しています。

出典・参考資料