この記事はAIO対策とは?AI検索に引用される会社になるための実務ガイドの各論です。会社ブログのタイトル・説明文・内部リンクの決め方はブログのSEO対策とはで扱い、この記事では文章そのものの書き方に絞ります。

SEOライティングとは:検索した人の質問に、見出しの直下で答える書き方

SEOライティングとは、検索した人が知りたいことに、見出しの直下で、短く、根拠を添えて答える文章の書き方 です。検索エンジン向けの特別な文体があるわけではありません。

Googleは、SEOスターターガイドで、読みやすく整理された文章を求めています。わかりやすく自然な言葉を使い、誤字脱字をなくし、「長い文章は段落や章などに分け、全体を見通せるように見出しを付けてください」としています(Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」、2026-10-15取得)。

つまりSEOライティングは、読む人のための書き方を、検索の場面に合わせて整えたものです。この記事で紹介する書き方は、Coadexがこのブログを書くときに実際に使っている規則です。

SEO記事の書き方は?構成・本文・見直しの6つの手順

SEO記事の書き方の順番。構成を作る、答えから書く、公開前に見直す
本文を書き始める前に、見出しの並びを決めます。

SEO記事は、次の順番で書きます。

  1. 答える質問を1つ決める:記事が答える検索語を1つに絞ります。選び方はSEOキーワード選定のやり方にまとめています
  2. 検索結果の上位を読む:上位の記事が何に答え、何が足りないかを3行でメモします
  3. 構成案を作る:読者が次に知りたいことを、見出しとして順に並べます
  4. 見出しの直下に答えを書く:各見出しの最初の1〜2文で答え、そのあとに理由・手順・例を足します
  5. 根拠と自社の経験を足す:数字には出典を添え、自社の手順や判断の基準を書きます
  6. 公開前に見直す:後半のチェックリストで、事実・表現・見出しを確かめます

時間をかけるべきなのは3の構成案です。構成が決まれば、本文は見出しに答えていくだけになります。

構成案はどう作るか?見出しを読者の質問の順に並べる

構成案は、見出しだけを並べた記事の設計図です。Coadexでは、次の3つの規則で作っています。

見出しの数に決まりはありません。Googleは、見出しの順序が規格どおりでなくても検索には問題がなく、理想的な見出しの数もないとしています(「SEO スターター ガイド」)。見出しは、答えるべき質問の数だけ作ります。

Googleの自己評価の質問には、「メインの見出しやページタイトルは、内容を要約して説明する有用なものですか」という項目があります(Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」、2026-10-15取得)。見出しだけを読んで、記事の中身が分かる状態が目標です。

本文はどう書くか?SEOライティングの5つの書き方

本文は、次の5つを守ります。

書き方 具体的には 避けること
結論から書く 見出しの直下1〜2文で答える 前置き、時候のあいさつ
一文を短くする 1つの文に1つのことだけ書く 「〜で、〜ですが、〜なので」と続ける
言葉をそろえる 同じものは記事の最後まで同じ言葉で呼ぶ 「AI」「生成AI」「AIツール」を混ぜる
表と番号を使う 手順は番号付きリスト、比較は表 比較を長い文章で説明する
断定できることだけ書く 数字と制度には出典と取得日を添える 伝聞や推測で終わる文

5つ目が一番大切です。Googleの自己評価の質問は、「コンテンツに明らかな事実誤認はありませんか」「コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供していますか」と問いかけています(「ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」)。出典を確かめられない数字は書かず、自社の作業手順や判断の基準など、自社にしか書けない内容を足します。

キーワードは何回入れればいいか?文字数は何字が正解か?

回数にも文字数にも、正解はありません。Googleは、SEOスターターガイドで「魔法の文字数も、最小や最大の文字数も存在しません」とし、同じ言葉を何度も繰り返すことは「キーワードの乱用」としてスパムに関するポリシーに違反すると書いています(「SEO スターター ガイド」)。

同じガイドは、言葉にバリエーションを持たせて自然に書けば、結果として検索に表示されるチャンスが増えるとしています。Coadexでは、キーワードを次の場所に1回ずつ入れ、それ以外は自然な言い方に任せています。

文字数は、質問に答え切れたかで決めます。Googleの自己評価の質問にも、特定の文字数に合わせて書いていないか、という項目があり、「そのような設定は存在しません」と注記されています(「ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」)。

AI検索の時代に、SEOライティングは変わるか?

書き方の基本は変わりません。Googleは、AIによる概要(AI Overview)やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も不要で、SEOのベストプラクティスがそのまま有効だとしています(Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」、2026-10-15取得)。

そのうえで、AIの回答に引用されやすいのは、見出しの直下の1〜2文だけを切り出しても答えになっている文章です。上の「結論から書く」「言葉をそろえる」は、そのままAI検索への対策にもなります。引用される記事の型はAIに引用される記事の書き方で詳しく扱っています。

生成AIで下書きを作ること自体は問題ありません。Googleは、コンテンツの作り方ではなく品質を重視し、AIを適切に使う限りガイドライン違反にはならないとしています(Google 検索セントラル ブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」、2026-10-15取得)。事実の確認と、自社の経験を足す作業は人が担当します。

公開前に確かめるSEOライティングのチェックリスト

SEOライティングの公開前チェック3つ。見出し、本文、根拠
公開前に、この3つの観点で読み直します。

公開前に、次の項目を上から確かめます。Googleの自己評価の質問をもとに、Coadexが記事ごとに使っている項目です。

観点 確かめること
見出し 最初の見出しに検索語が入り、直下で答えているか
見出し 見出しだけ読んで、記事の中身が分かるか
見出し 見出しやタイトルが、内容を誇張していないか
本文 一文が長すぎないか。同じものを同じ言葉で呼んでいるか
本文 手順は番号付きリスト、比較は表になっているか
本文 同じ語を不自然に繰り返していないか
根拠 数字・日付・制度に、一次情報の出典と取得日があるか
根拠 自社の手順や判断の基準など、他の記事にない内容があるか
根拠 誤字脱字、事実の誤りがないか

公開した後は、Search Consoleでどの検索語で表示されたかを確かめ、見出しと答えを直します。確かめ方はブログのSEO対策とはの後半にまとめています。

よくある質問

SEOライティングとWebライティングは何が違いますか

Webライティングは、ウェブで読まれる文章全般の書き方です。SEOライティングは、そのうち検索から読まれる記事の書き方で、「検索した人の質問に、見出しの直下で答える」ことを特に重視します。読みやすさの基本は同じです。

SEO記事のタイトルは何文字にすればいいですか

Googleは文字数を決めていませんが、タイトルリンクには全文が表示されるとは限らないとして、不必要に長いタイトルを避けるよう勧めています(Google 検索セントラル「タイトルリンク」、2026-10-15取得)。Coadexでは全角40字以内にし、検索語を前半に入れています。

SEOライティングを外注するときに、何を確かめればいいですか

出典を一次情報で示しているか、自社の手順や事例を取材して書くか、キーワードを詰め込んでいないかの3つです。外注の見積もりの見方はSEO対策を外注するときの相場にまとめています。

自社の記事がSEOライティングになっているか確かめたい

CoadexのAI活用セルフ診断で「ホームページ・集客」を選ぶと、更新状況やFAQの有無などから、改善余地の目安が出ます。

出典・参考資料