この記事はAIO対策とはの各論です。検索やAIの回答で「信頼できる会社の情報」として扱われたい会社に向けて書いています。
E-E-A-Tとは:経験・専門性・権威性・信頼性の4つで、中心は信頼性
E-E-A-Tとは、Googleがコンテンツの質を考えるときの4つの観点、経験(Experience)・専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness) の頭文字です。「EEAT」と書かれることもあります。
4つのうち、Googleが最も重要だとしているのは信頼性です。 Googleは、ほかの3つも信頼性の一因になるが、すべてで優れている必要はないとしています(Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」、2026-10-03取得)。
もとは「E-A-T」で、2022年12月に経験(Experience)のEが加わりました。実際に製品を使った、その場所を訪れたといった経験が、内容の質を示す材料になるという考え方です(Google 検索セントラル ブログ「品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加」、2026-10-03取得)。
E-E-A-Tはランキング要因なのか?
E-E-A-Tそのものは、点数として順位に足される要因ではありません。Googleは「E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありません」と明記しています(Google 検索セントラル、2026-10-03取得)。
ただし、同じページでGoogleは、E-E-A-Tが優れたコンテンツを見つけるための要素の組み合わせを、検索のシステムで使っていると説明しています。整理すると次のとおりです。
| よくある理解 | Googleの説明 |
|---|---|
| E-E-A-Tの点数が順位を決める | E-E-A-T自体は直接の要因ではない |
| 品質評価者が順位を付けている | 評価者は順位を制御できず、評価者のデータが直接ランキングに使われることもない |
| E-E-A-Tは気にしなくてよい | E-E-A-Tが優れたコンテンツを見つける要素の組み合わせを使っている |
E-E-A-Tの基準を詳しく書いているのは、Googleが外部の評価者向けに公開している「検索品質評価ガイドライン」(2025年9月11日版)です。評価者の結果は、検索のシステムがうまく働いているかを測るために使われます。つまりE-E-A-Tは、順位を上げる技術ではなく、Googleが目指している「信頼できる結果」の物差しです。
E-E-A-T(EEAT)の4つの要素は、会社サイトでは何にあたるのか
4つの要素を、中小企業の会社サイトに置き換えると次のようになります。
| 要素 | 意味 | 会社サイトで示すもの |
|---|---|---|
| 経験 | 実際に体験しているか | 自社の作業手順、現場で使っている判断基準、写真 |
| 専門性 | 必要な知識や技能があるか | 担当者・監修者の経歴、資格、扱っている業務の範囲 |
| 権威性 | その分野で頼られる情報源か | 外部からの紹介や言及、業界団体への加盟 |
| 信頼性 | 正確で、正直で、安全か | 運営会社・所在地・連絡先、出典、更新日、誤りの訂正 |

検索品質評価ガイドラインの3.4節は、信頼できないページは、経験や専門性がどれだけあるように見えても E-E-A-T が低いとしています。2.5節では、まず誰がサイトに責任を持ち、誰が内容を作ったのかを確かめるよう評価者に求めています(Google「Search Quality Rater Guidelines」、2025年9月11日版、2026-10-03取得)。会社サイトでは、誰の情報かが分かることが出発点になります。
会社サイトで信頼を示す方法は?やる順番
会社サイトでE-E-A-Tを示すときは、信頼性の土台から順に整えます。
- 運営者を明らかにする:会社概要に、会社名・所在地・代表者・事業内容・連絡先を書く
- 著者を明らかにする:記事やサービスページに、書いた人か監修した人の名前と経歴を載せる
- 根拠を示す:数字には出典を添え、公開日と更新日を書く
- 経験を書く:自社の作業手順や判断基準など、他社の記事にない内容を入れる
- 外部からの評価を集める:取引先や業界団体からの紹介、実際の顧客の口コミを、ルールに沿って集める

1〜3は、ページに書き足すだけで今日から始められます。Googleも、著者が誰かを明確にし、著者の詳しい情報につながるバイラインを付けることを勧めています。著者情報を構造化データで伝える方法は、Googleの記事の構造化データのドキュメント(2026-10-03取得)にあります。
このブログでも、記事ごとに監修者・更新日・出典欄を付けています。会社概要に何を載せるかは会社ホームページ制作で必要なページで整理しています。
YMYLとは:E-E-A-Tが特に重視される分野
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、人の健康や安全、経済的な安定、社会の福利に大きく影響しうるテーマのことです。Googleは、こうしたテーマではE-E-A-Tが優れたコンテンツを特に重視するとしています(Google 検索セントラル、2026-10-03取得)。
中小企業のサイトでも、次のような内容はYMYLに近くなります。
- 費用・税金・補助金など、お金の判断に関わる説明
- 健康や安全に関わる商品・サービスの説明
- 法律や契約に関わる説明
こうしたページほど、出典を一次情報にし、断定できないことは書かず、専門家への確認を促す書き方にします。
E-E-A-Tを下げてしまう、やってはいけないこととは
Googleが自己評価の質問として挙げている中には、避けるべき行為も含まれています。会社サイトで起きやすいものは次の3つです。
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 中身を変えずに日付だけ新しくする | Googleが避けるべき行為として挙げている |
| AIで記事を大量に作り、確認せずに載せる | 順位の操作が主な目的なら、スパムポリシー違反とされる |
| 書いた人が分からない記事を増やす | 誰の情報かが分からず、信頼性を示せない |
AIを使うこと自体は問題ではありません。Googleは、コンテンツの作り方ではなく質を重視するとしています(Google 検索セントラル ブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」、2026-10-03取得)。作成に自動化を大きく使った場合は、そのことと使い方を読む人に説明するよう勧めています。AIの回答に引用される書き方はAI Overviewに引用される記事の書き方、検索対策全体の分担はSEO対策とはで扱っています。
よくある質問
E-E-A-TとEEATは違うものですか
同じものです。経験・専門性・権威性・信頼性の頭文字で、表記の違いだけです。2022年12月に経験が加わる前は、E-A-Tと呼ばれていました。
E-E-A-Tを高めれば、検索順位は上がりますか
E-E-A-T自体は直接のランキング要因ではないと、Googleは明記しています。ただし、E-E-A-Tが優れたコンテンツを見つける要素の組み合わせは検索のシステムで使われています。運営者・著者・根拠を示すことは、順位のためというより、読む人とGoogleに信頼される前提を整える作業です。
小さな会社でも、E-E-A-Tを示せますか
示せます。中心になる信頼性は、会社概要・連絡先・著者・出典・更新日といった、規模に関係なく書ける情報で示せます。自社の作業手順や判断基準は、大きな会社のまとめ記事にはない「経験」になります。
自社サイトの信頼性がどの程度か、簡単に確かめたい
CoadexのAI活用セルフ診断で「ホームページ・集客」を選ぶと、更新状況やFAQの有無などから、改善余地の目安が出ます。
出典・参考資料
- Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」(最終更新 2025-12-18) https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content?hl=ja(2026-10-03取得)
- Google 検索セントラル ブログ「品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加」(2022-12-15) https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t?hl=ja(2026-10-03取得)
- Google「Search Quality Rater Guidelines(General Guidelines)」2025年9月11日版 https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/en//searchqualityevaluatorguidelines.pdf(2026-10-03取得)
- Google 検索セントラル ブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」(2023-02-08) https://developers.google.com/search/blog/2023/02/google-search-and-ai-content?hl=ja(2026-10-03取得)
- Google 検索セントラル「記事(Article)の構造化データ」 https://developers.google.com/search/docs/appearance/structured-data/article?hl=ja(2026-10-03取得)



