この記事はAIO対策とは?AI検索に引用される会社になるための実務ガイドの各論です。見つかった問題の直し方は内部SEO対策のチェックリストで扱っています。

SEOチェックのやり方:Google公式の無料ツールで、5つの順番に確かめる

SEOチェックは、Googleが無料で出しているツールだけで始められます。「検索に登録されているか」→「どの言葉で表示されているか」→「表示が速いか」→「構造化データが読めるか」の順に見ると、直す場所の優先順位がそのまま決まります。

SEOチェックの順番。登録、表示、速さ
登録されていないページは、ほかを直しても検索に出ません。
  1. site: 検索で登録の有無を見る:Googleで「site:自社のドメイン」と検索する
  2. Search Console でインデックス登録を見る:登録済みと未登録のページ数、未登録の理由を確かめる
  3. Search Console で検索パフォーマンスを見る:表示回数・クリック数・平均掲載順位を、検索語とページごとに見る
  4. PageSpeed Insights で表示の速さを見る:スマホとパソコンの両方で測る
  5. リッチリザルト テストで構造化データを見る:FAQや会社情報のマークアップが読めるかを確かめる

Googleの「SEO スターター ガイド」も、site: 検索で自分のサイトを探し、結果が出ればインデックスに登録されている、と説明しています(Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」、2026-10-08取得)。

まずは手順1と2だけで、検索に出ない原因の多くが分かります。

無料SEOツールはどれを使うのか?目的別の使い分け

目的 無料ツール 分かること
登録の確認 Search Console(URL 検査・ページのインデックス登録) ページが登録済みか、未登録ならその理由
検索での成績 Search Console(検索パフォーマンス) クリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位
表示の速さ PageSpeed Insights スマホとパソコンでの速さと、改善点
ページの品質 Lighthouse(Chrome に内蔵) パフォーマンス・ユーザー補助・SEO などの監査
構造化データ リッチリザルト テスト JSON-LD などのマークアップが読めるか

民間の無料SEOチェックツールは、URLを入れるとタイトルや見出しを一覧にしてくれるので、手順3の後の見直しに便利です。ただし、検索で実際にどう表示されているかは Search Console にしかありません。Coadexでは、Search Console の数字を先に見てから、民間ツールで細部を確かめる順番を勧めています。

Search Console のSEOチェックでは、どこを見ればいいか

インデックス登録で見るところ

「ページのインデックス登録」レポートでは、ページが「登録済み」と「未登録」に分かれ、未登録の理由(noindex、重複、404 など)が出ます。Googleは、すべてのURLが登録されるわけではなく、「未登録」は必ずしも不適切な状態ではない、と説明しています(Search Console ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」、2026-10-08取得)。重複ページや古いURLが未登録なのは問題ありません。見るのは、サービスページや会社概要など、出てほしいページが未登録になっていないかです。

1ページずつ確かめるときは URL 検査ツールを使います。登録済みでも、検索結果に必ず表示されるとは限らない点に注意します(Search Console ヘルプ「URL 検査ツール」、2026-10-08取得)。

検索パフォーマンスで見るところ

検索パフォーマンス レポートでは、クリック数・表示回数(インプレッション数)・CTR・平均掲載順位を、検索語(クエリ)やページごとに見られます(Search Console ヘルプ「検索パフォーマンス レポート」、2026-10-08取得)。Coadexでは次の2つを最初に探します。

表示の速さのSEOチェックは何を基準にするのか

PageSpeed Insights は、スマホとパソコンそれぞれについて、ページの体験に関するレポートを出します。Core Web Vitals(表示速度などの指標)の「良好」の基準は次のとおりです(Google「PageSpeed Insights について」、2026-10-08取得)。

指標 何を測るか 良好の基準
LCP 一番大きな要素が表示されるまでの時間 2,500ミリ秒以下
INP 操作してから反応するまでの時間 200ミリ秒以下
CLS 表示中のレイアウトのずれ 0.1以下

なお、以前よく使われた「モバイル フレンドリー テスト」は、2023年12月1日以降に提供を終了すると告知されています(Google 検索セントラル ブログ、2026-10-08取得)。スマホ表示の確認は、Lighthouse や PageSpeed Insights で行います(Chrome for Developers「Lighthouse の概要」、2026-10-08取得)。

そのまま使えるSEOチェックリスト:月1回の10項目

SEOチェックリストの3つの分類。登録、検索結果、ページ
月1回、上から順に確かめます。
# 分類 確かめること 使うツール
1 登録 site: 検索で主要ページが出るか Google検索
2 登録 出てほしいページが「未登録」になっていないか Search Console
3 登録 新しく作ったページを URL 検査したか Search Console
4 検索結果 表示があるのにクリックがない検索語はないか Search Console
5 検索結果 11〜20位の検索語と、その担当ページはどれか Search Console
6 検索結果 タイトルがページごとに違い、内容を表しているか 民間の無料ツール・目視
7 ページ スマホで LCP・INP・CLS が良好か PageSpeed Insights
8 ページ Lighthouse の SEO 監査で指摘がないか Lighthouse
9 ページ 構造化データにエラーがないか リッチリザルト テスト
10 ページ 関連するページどうしがリンクでつながっているか 目視

6〜10で見つかった問題の直し方は内部SEO対策のチェックリストに、どの言葉を狙うかはSEOキーワード選定のやり方にまとめています。

SEOチェックのあと、直した効果はいつ分かるか

Googleは、変更が反映されるまでに数時間で済むものも数か月かかるものもあり、数週間待ってから効果を確かめるよう勧めています(前掲「SEO スターター ガイド」)。直した日を記録し、4週間後に同じ検索語の表示回数と順位を比べてください。

よくある質問

SEOチェックは無料ツールだけで足りますか

中小企業の会社サイトなら、多くの場合は足ります。Search Console・PageSpeed Insights・リッチリザルト テストはすべて無料です。有料ツールが役立つのは、競合サイトの順位や被リンクまで調べたいときです。

Search Console を登録していない場合はどうすればいいですか

先に Search Console に自社サイトを登録してください。所有権を確認すると、インデックス登録と検索パフォーマンスのレポートを使えるようになります。それまでは site: 検索と PageSpeed Insights で確かめます。

SEOチェックリストは、どのくらいの頻度で見ればいいですか

Coadexでは月1回を目安にしています。ページを新しく作ったときやサイトを作り替えたときは、その都度、手順1〜3(登録の確認)だけ行います。

自社サイトの改善余地を、まとめて知りたい

CoadexのAI活用セルフ診断で「ホームページ・集客」を選ぶと、更新状況やFAQの有無などから改善余地の目安が出ます。SEOの見直しを任せたい場合はSEO・AIO対策のサービスをご覧ください。

出典・参考資料