この記事はAIO対策とは?AI検索に引用される会社になるための実務ガイドの各論です。全体像を先に知りたい場合は、そちらからどうぞ。
AI Overviewに自社が出ないのはなぜか
原因は4つに分けられます。そもそもAI Overviewが出ない検索語、Googleに登録されていない、抜粋を止める設定がある、答えがページに書いていない。 この順に確かめると、どこを直せばいいかが決まります。
記事の書き直しから始めると、順番が逆になります。登録されていないページは、どれだけ書き直してもAI Overviewの引用元になりません。技術の確認は数分で終わるので、先に済ませます。
AI Overviewはすべての検索語に出るのか?
出ません。Googleは、AIによる概要は従来の検索結果に付加価値があるとシステムが判断した場合にだけ表示し、通常は表示されないと説明しています(Google 検索セントラル、2026-09-22取得)。
つまり「自社が出ない」の前に「その検索語でAI Overviewが出ているか」を確かめます。
- 狙っている検索語を5つ書き出す。
- Googleでそれぞれ検索し、AI Overviewが出るかを記録する。
- 出る検索語だけを、次の確認の対象にする。
出ない検索語では、通常の検索順位を上げることが目標になります。1回の検索で判断せず、Coadexでは月1回、同じ語で記録しています。
確かめる順番:3段階・5項目
AI Overviewが出る検索語で自社が出ないときは、次の表の上から確かめます。

| 段階 | 確認すること | どこで見るか | 出ないときの直し方 |
|---|---|---|---|
| 1 | AI Overviewが出る検索語か | Googleで実際に検索 | 出ない語は順位を上げる施策に回す |
| 2 | Googleに登録されているか | Search Console の URL 検査 | 登録をリクエストし、内部リンクを足す |
| 2 | 抜粋を止める設定がないか | ページのHTML(robots meta タグ) | nosnippet・max-snippet を外す |
| 2 | Googlebotが読めるか | robots.txt、URL 検査のライブテスト | ブロックを解除する |
| 3 | 質問への答えが書いてあるか | 自社ページを読む | 見出しの直下で答え切る |
Googleに登録されているかを確かめる方法
Search Console の「URL 検査」に自社ページのURLを入れます。「URL は Google に登録されています」と出れば登録済み、「URL が Google に登録されていません」と出れば未登録です(Google Search Console ヘルプ、2026-09-22取得)。
Googleは、AI Overviewにリンクとして表示されるには、ページがインデックスに登録され、スニペットの表示対象で、検索の技術要件を満たしていることが必要だとしています。技術要件は、Googlebotがブロックされていないこと、ページが HTTP 200 を返すこと、登録できるテキストがあることの3つです(Google 検索セントラル、2026-09-22取得)。
公開したばかりのページは、登録まで時間がかかります。Coadexのブログも、公開2日後の時点では記事ページの大半が未登録でした(自社の Search Console、2026-09-22時点)。未登録なら、URL 検査から登録をリクエストし、ハブ記事やトップページから内部リンクを張ります。
抜粋を止める設定が入っていないか?
登録済みなのに出ない場合は、ページのHTMLに抜粋を止める指定がないかを見ます。
- nosnippet:検索結果に抜粋を出さない指定です。Googleは、AIによる概要とAIモードにも適用され、コンテンツがその入力にも使われなくなると明記しています。
- max-snippet:抜粋の文字数の上限です。AIによる概要に使われる量も制限されます。
- data-nosnippet:ページの一部だけを抜粋から外す指定です。
(Google 検索セントラル「Robots meta タグ」、2026-09-22取得)
自社で入れた覚えがなくても、一度は確かめます。ブラウザでページのソースを開き、「nosnippet」と「max-snippet」で検索する だけで確かめられます。
技術に問題がないのに出ないときの直し方
登録も設定も問題がなければ、原因は中身です。答えが取り出せる形で書かれているかを見直します。

- 冒頭で答える:見出しの直下1〜2文で、その見出しの質問に答え切る。
- 表と番号に整える:手順は番号付きリスト、比較は表にする。
- 誰の情報かを示す:会社名・更新日・出典をページに書く。
書き方の型はAI Overviewに引用される記事の書き方で詳しく整理しています。質問と答えを1対1で並べるよくある質問ページは、この形の最短ルートです。
直したあと、結果を確かめる方法
AI Overviewに表示された分の数字は、Search Console の検索パフォーマンス(検索タイプ「ウェブ」)に含まれます(Google 検索セントラル、2026-09-22取得)。この数字には通常の検索結果での表示も含まれるため、Coadexでは次の2つを並べて見ています。
- Search Console で、直したページの表示回数と掲載順位の変化
- 手順1で書き出した検索語を月1回検索し、AI Overviewに自社が出たかの記録
よくある質問
AI Overviewに出るための特別な設定はありますか
ありません。Googleは、AIによる概要に表示されるための追加の要件や特別な最適化は不要だと説明しています。通常の検索で登録され、抜粋の対象になっていることが前提です。
順位が1位なのにAI Overviewに出ません。なぜですか
AI Overviewは、上位のページをそのまま並べるわけではありません。質問への答えが切り出しやすいページが使われます。冒頭で答えているか、手順や比較が表と番号になっているかを見直します。
自社名で検索するとAI Overviewが出ません。問題ですか
問題ではありません。社名の検索では、公式サイトそのものが答えになります。AI Overviewの有無を確かめる対象は、自社が答えられる業務上の質問にします。
どのページから確かめればいいか分かりません
問い合わせにつながるサービスページと、よく読まれている記事から始めます。自社サイトのAI検索での見え方を整理したい場合は、CoadexのAI活用セルフ診断で「ホームページ・集客」を選ぶと、改善余地の目安が出ます。
出典・参考資料
- Google 検索セントラル「AI 機能と Google 検索でのサイトの掲載」 https://developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features?hl=ja(2026-09-22取得)
- Google 検索セントラル「Google 検索の技術要件」 https://developers.google.com/search/docs/essentials/technical?hl=ja(2026-09-22取得)
- Google 検索セントラル「Robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の指定」 https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/robots-meta-tag?hl=ja(2026-09-22取得)
- Google Search Console ヘルプ「URL 検査ツール」 https://support.google.com/webmasters/answer/9012289?hl=ja(2026-09-22取得)



